道具の弁償で現金天引き…退職も許されず東京へ失踪
そんなXさんの希望は、京極町の農場で打ち砕かれた。
Xさんが録音した音声
「お前呼ぶのに金かかってるんだからな、この野郎。返せよ、それ給料で先に。ミャンマーに帰すからな、在留カードとパスポート持ってこい。お前の申請取り消すから」
Xさんを苦しめたのは、暴力だけではなかった。
農場で働く外国人が録音
「次、誰だ13番だな」
13番とはXさんのことだ。7月の給料から、現金を天引きされたときの音声だ。
農場で働く外国人が録音
「4万5千円か」
Xさん
「4万円…」
木材を切る作業でチェーンソーが故障すると、「お前が壊した」などと言って最終的に4万円弁償させられたという。給与明細には控除として記されていなかった。
度重なる暴力や暴言に耐え兼ね、Xさんは7月、退職を申し出た。
しかし、農場を取り仕切る親子は許さなかったという。
Xさんが録音した音声
「何よ」
Xさん
「タイショク…」
Xさんが録音した音声
「できもしない奴が何言ってんのよ。黙ってやれ、わかったか」
「何がわかんないのよ。ほら、こっち見ろ、黙って仕事やれ。まともに一つもできないくせに偉そうなことばっか言ってんじゃねーよ」
もうここにはいられない…Xさんはバスや列車を乗り継ぎ東京へ逃げた。










