居場所を求めた承認欲求と後悔

事件現場付近の調査状況
事件現場(北海道江別市)

さらに裁判長は、被害者からキャッシュカードなどを奪った経緯と、主犯格とされる男との関係について質問しました。

少年はカードを要求した理由について「自分も何かを言わなきゃと思ってしまった。要求することで、主犯格の男の役に立ちたいと思ったのだと思います」と説明しました。主犯格の男の役に立つことで何を得たかったのか問われると「褒められたかった。認めて欲しかった」と明かしました。

犯罪行為以外で認められる方法はなかったのかという問いには「悪いことをよくしている男だから、対等になるにはそういう風にするしかないと当時は思いました」と当時の心境を語りました。事件の1〜2か月前に出会った男になぜそこまで合わせようとしたのかについては「自分にとっての友達、求められる場所はそこしかなかった」と居場所を求めていたことを告白しました。しかし、今振り返って主犯格の男から本当に求められていたと思うか問われると、「今思えば、そう思いません」と後悔を滲ませました。