構想から16年。札幌駅の周辺と高速道路を結ぶ「都心アクセス道路」の道路工事が今月、始まりました。どんな未来につながるのでしょうか。
札幌を南北に貫く国道5号線=創成川通りです。3日、現場を見ると北5条から北10条にかけて道路工事が始まっています。
熊谷七海記者
「北9条はすでに工事が始まっています。普段は片側3車線が2車線に。歩道も通行止めになっています」
今月から始まった「都心アクセス道路」の工事です。
完成後のイメージ動画では「札幌中心部」と札樽自動車道の「札幌北インター」をトンネルで結ばれています。
札幌駅から北へ向かう場合、トンネルの入口は、どこにできるのでしょうか。
熊谷七海記者
「平日の昼間でも駅前はやはり交通量が多いですね。札樽道へと向かうアクセス道の入り口は、北8条のこの辺りになります」
「アクセス道路」の長さはおよそ4.8キロ。
トンネルの出口は札樽道の札幌北インターに接続する「北26条」と石狩や当別方面に便利な「北37条」に設けられます。
一方、高速道路から札幌中心部へ向かう車線の風景は、現在に比べガラリと変わります。
熊谷七海記者
「この高速道路、札樽道から、今はありませんが、ダイレクトアクセスランプがグネッとつながる形になります」
札樽道から地下トンネルに「直結」。そのまま、札幌中心部へ向かうことができるのです。
タクシー運転手
「便利になると思う。高速道路(札樽道)から新千歳空港とか客を乗せた時にまっすぐ通ることができる」
現在、創成川通りの「北3条」から札樽道に交差する「北34条」まで信号機の数は22か所。
この4.8キロをクルマで移動するのに夏場は9分から21分、冬場は最大41分かかったとの調査結果もあります。
北海道文教大学 宮本融教授
「結論から言うと、地下道を使うことになって、いちばん金はかかるが徹底した渋滞対策になる。キャパシティの問題として札幌中心部に集めるというのは1つの案」
総事業費は1809億円。札幌開発建設部によりますと、資材の高騰や地下水対策で当初の1.5倍に膨らんだということです。
「都心アクセス道路」が完成すると高速道路の利用のほか渋滞の緩和や丘珠空港へのアクセス向上なども期待されます。
工事を担う札幌開発建設部は「地下トンネルの建設のため不確定な要素も多く現時点では、完成時期の見通しは立っていない」と話しています。







