札幌市内の公立中学校は8割が東北、2割が関東へ

すべての公立中学96校が道外へ行く札幌市の場合、8割にあたる76校が東北、残り20校が関東が目的地となっていました。(2025年度・札幌市教育委員会)。

利用する交通機関は、東北方面にはJRと新幹線で行き、関東方面には航空機が使われていました。

北海道新幹線(資料)【この記事の画像を見る】

東北方面の行先で人気なのは、岩手県と秋田県

札幌市教委によりますと、東北の修学旅行先でダントツで多いのは、岩手県と秋田県。新幹線で岩手県盛岡市まで行き、盛岡市を起点に東北を周遊する例が多いということです。

盛岡市が選ばれる理由は、
・中心部に観光スポットや公共施設が集まった「コンパクトな街」であること
・教科書で習う「歴史」や「歴史的建造物」が数多く残っていること

などがあげられ、生徒たちが自ら旅を計画し、名所を巡って学びを深める「自主研修」に適しているためと市教委は説明します。

岩手県・手作り村の工房ゾーン(HPより)【この記事の画像を見る】

具体的には、さまざまな工房が集まる「手づくり村」で伝統工芸を体験するほか、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺の「盛岡三大麺」などの食文化に触れ、宮沢賢治ゆかりの「光原社」を訪れるのが“鉄板”コースなんだそう。

一方、秋田県では、盛岡市からバスで1時間半ほどの距離にある小坂町の「康楽館(こうらくかん)」が定番スポットの一つ。

秋田・康楽館【この記事の画像を見る】

「康楽館」は国の重要文化財にも指定されている芝居小屋で、「明治時代にタイムスリップしたような没入感」を体験できるんだとか。

秋田・康楽館【この記事の画像を見る】

また「みちのくの小京都」とも呼ばれる角館エリアでは、札幌にはない歴史的景観を眺め、中学生にとっては「教科書の中の江戸時代」を肌で感じる貴重な機会になっているということです。

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なお、関東を訪れる札幌の公立中学20校のうち、半数は千葉県に、次いで神奈川県や東京都内に宿泊。行き先としては鎌倉市や横浜市のほか、栃木県の日光市をコースに入れる学校もあるということです。