社内基準に適合…現場には強風と波浪注意報

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堀内キャスター)
一方、気象庁によりますと、9人がダイビングをしていた午前9時40分ごろ、宗谷岬で最大瞬間風速20.4メートルを観測。周辺では「強風注意報」と「波浪注意報」が出されていて、地元の漁師はHBCの取材に「漁に出られないほど海がしけていた」と話しています。

水難学会 斎藤秀俊理事「綿密な連絡体制を」

今回の事故について、水難事故やその救助などに詳しい水難学会の斎藤秀俊理事に、問題点などを聞きました。

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水難学会・斎藤秀俊理事
「天気図・波浪図をしっかり読み込んで数時間後の対象(エリア)の予測をする。もうこれに尽きると思います。知床のKAZUⅠ(カズワン)の事故しかり、いろいろなところで起こっている事故も全て天気図と波浪図さえ見ていれば防げた」

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さらに本州などと比べこの季節の北海道周辺の海は不安定で、潮の満ち引きも大きく時間帯によっては、海流が非常に早く流れることもあり、いつも以上の備えが必要だったと指摘します。

水難学会・斎藤秀俊理事
「やはり今(現在)ではなくて、数時間後、つまりエキジット(終了)して戻るまでの間、穏やかかどうかという判断を天気図・波浪図などからしっかり読み込んでほしい」

堀内キャスター)
水難学会の斎藤理事によりますと、今回のケースは生死が紙一重だったと話しています。この季節の水難は水温が低いので「一分一秒を争う」と指摘していて、実際当時の水温は5℃くらいと推測されています。ツアー会社は普段よりも綿密な連絡体制をとっておくことが必要だと強調していました。