“対話”しても再犯した出所者「自分で全部決めることが異常」
当事者研究を経て、社会で歩み始めた人もいれば、再び塀の中に戻ってきてしまう人もいる。
札幌刑務所で当事者研究を受けて出所した40代のSさん。2025年11月、実家のある静岡で駐車中の他人の車を傷つけて逮捕・起訴された。
勾留されていたSさんに記者が面会すると…
Sさん
「自分の思うようにいかないときに、社会での生活に嫌気がさしてしまう。刑務所のほうが安心できる場所になってしまった」
3月19日、Sさんには拘禁刑2年6か月の実刑判決が下った。
Sさんの国選弁護人 大久保実哲 弁護士
「自由が怖いという形。自分で全部決めなければいけない状態のほうが彼の中で異常になっていた。その認識を変えなければいけないというのをずっと言っていたが、どうやったら変えられるのかはこの短い3ヶ月では見つけられなかった」
どうすれば社会に居場所を作れるのか、答えは簡単に見つからない。










