幹に開いた1.5~2mm…“樹木の水の通り道”がふさがって枯れる

馬場佑里香記者
「ナラ枯れの被害が確認された木の幹をよく見ると、このように1.5~2mmの小さな穴があるのがわかります」

犯人は、体長およそ5ミリの「カシノナガキクイムシ」。通称・カシナガです。

北海道立総合研究機構 林業試験場 和田尚之 研究職員
「カシノナガキクイムシがナラの木に穿入(せんにゅう)するときに、病原菌を持ち込み、樹木の水の通り道がふさがることで葉に水が上がらなくなり枯れる病気」

これは、ナラの中で産まれたカシナガの幼虫です。

幹に入ったカシナガは、卵を産む場所などを作るため、トンネルを掘ります。

カシナガは「ナラ菌」をもっていて、トンネルを通して菌が樹木全体に蔓延。菌に感染した木の細胞が死ぬことで水の通り道が詰まり、枯れてしまうのです。

卵からふ化したカシナガは、6月頃に飛び出し、他の健康な樹木に入り込むことで被害が広がっていきます。