物流の世界では慢性的なドライバー不足が課題になっていますがこれを解決するため無人で商品を運ぶ夢の技術の実用化がもうそこまできています。

運転席のドライバーは一切操作せず、トラックは、スピードを上げて車を追い抜いていきます。
人工知能が車体を操作する「レベル4」と呼ばれる最先端の自動運転技術です。
大手自動車メーカーのいすゞ自動車がむかわ町のテストコースで公開した実証実験の様子です。

自動運転「レベル3」までは人が運転席で行動を指示したりハンドルの操作を求められたりすることがあります。

しかし「レベル4」のこのトラックは車体に取り付けた7台のカメラと12台のレーダーなどで周囲の車両の動きや道路状況を認識。
運転席は完全に無人でもAIが追い越しや車線への合流などを判断して行います。

三栗谷皓我 記者
「前方の車両の追い越しを自動で行いました。車線規制の情報をキャッチして、自動で右側の車線に車線を変更しました」

いすゞ自動車 佐藤浩至 常務執行役員
「AIを使うとさまざまな環境、さまざまな条件に対応できる。無人なので、昨今のドライバー不足を解決するために不足部分を無人のトラックで補う」
いすゞ自動車はトラックドライバー不足の解決に向けてドライバーがいないレベル4の自動運転の2027年度の事業化を目指しています。

2026年1月には静岡県の新東名高速道路で自動運転の検証を始めることにしています。







