連日クマが出没し、12日に1頭が駆除された札幌の円山動物園について、札幌市はさらなる安全確認が必要だとして、休園期間を延長すると発表しました。

9日ごろからクマの出没が相次いでいた札幌の円山動物園では、12日、園内でクマ1頭が駆除されました。

大きさなどから、繰り返し出没していた個体とみられています。

札幌市は、周辺でも連日クマが目撃されているため、安全を確認する必要があるとして、14日までだった動物園の休園期間を16日まで延長すると発表しました。
営業再開は週明け17日の予定です。

また隣接する円山公園については、一部の通路を除き、予定通り24日まで全域が閉鎖されます。

一方、後志地方の積丹町で、9月に箱わなにかかったクマの駆除をめぐり、町の副議長と地元の猟友会がトラブルとなり、猟友会が活動を休止していましたが、13日から再開させました。

猟友会によりますと、12日夜、町がトラブルの再発防止に向けて作った「対応マニュアル」に猟友会が合意したためで、マニュアルでは駆除の現場に第三者が立ち入らないように町の職員が指導するなどのルールを定めました。

これに先立ち、トラブルのきっかけとなった副議長は、11日に猟友会側に直接謝罪したということです。