北海道旭川市内の保育施設で、園児や児童、職員など40人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症したことがわかりました。

旭川市保健所によりますと、今月10日、市内の保育施設から複数の園児や職員がおう吐や下痢などの症状を訴えていると保健所に報告がありました。

保育施設では、40人が5日からおう吐や下痢などを発症していたため、11日に保健所が3人の便を検査した結果、2人からノロウイルスが確認されました。

ほかの人にも同じような症状があることから旭川市保健所は、合計40人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症していると判断しました。

12日の時点で、全員の症状は回復または快方に向かっているということです。

旭川保健所が入る旭川市役所庁舎

旭川市内では、今月に入ってから別の保育施設でもノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染がありました。

保健所は感染経路の調査を進めるとともに、保育施設に対して手洗いの徹底や施設内の清潔保持などの感染予防対策の指導を行っています。