5日午前、北海道東部の斜里岳の山中で白骨化した遺体が見つかりました。所持品から遺体はことし1月から行方不明になっていた中国籍の男性の可能性が高いということです。

5日午前11時ごろ、斜里町の斜里岳で、警察の捜索隊が、1月から行方不明になっていた30代の中国籍の男性を捜索していたところ、標高800メートル付近の沢で衣類を発見しました。

衣類を確認したところ、一部が白骨化した遺体で、付近にあった身分証明書などから捜していた男性である可能性が高いということです。

警察によりますと、男性は東京都に住む30代の中国籍の男性で、ことし1月、家族に「山に登る」と話し、斜里岳を訪れていました。

また、男性が借りていたレンタカーは、1月4日に返却予定でしたが返却されず、6日に雪に埋もれた状態で見つかっていました。

警察は、遺体の身元を特定する方針で、遺体の状況などから事件に巻き込まれたり、クマに襲われたりした可能性は低いということです。