秋田県は自衛隊派遣要請も、札幌市や北海道は慎重な姿勢
堀キャスター)クマの被害が「災害」とも呼べるフェーズに変わってきていると感じます。
堀内キャスター)29日までに、56人がクマの被害に遭った秋田県は、クマ対応支援のため自衛隊の派遣を要請しました。
これを受け、30日、陸上自衛隊員130人がクマ対応訓練を行いました。近く、自衛隊が派遣される見通しです。

堀内キャスター)自衛隊の派遣要請について、札幌市の秋元市長は、30日の定例会見で「駆除の体制が確保できない状況であれば、要請することもあるかもしれないが現状はない」と述べました。
北海道も、いまの段階では検討していないということです。
ただ、北海道猟友会の玉木さんは「小規模な自治体は人手も足りていない。自衛隊員が交通規制などに協力してくれれば助かる」と話しています。
堀キャスター)アンヌさん、自衛隊派遣という話が出る段階までクマの危機感が高まっていますが、いかがですか?
コメンテーター アンヌ遥香さん)今年は特に異常。クマが冬眠に入るまでのこの時期、1人1人が自分事として、自分たちでも最大限気をつけなければならないレベルに来ている。ホームページやLINEでの周知徹底というのがありましたが、ニュース番組を見たりラジオを聴いたりするだけでも、知識の深まり方が違ってくる。最新の情報を入手した上で、自分で身を守るということを頭に入れて行動しなければならないと思う。
堀キャスター)1人1人がやれることはたくさんあると思うので、朝早く出かけない、日中の明るい時間帯に出かけるなど、それだけでもクマに遭遇するリスクは減るはず。草刈りをする、実のなる木を植えない、生ごみを放置しない、今まで以上に考えていかないといけない段階に来ているのかもしれません。
(2025年10月30日放送「今日ドキッ!」)
 
   
  









