イカ休漁の影響は観光にも…


麻原衣桜 記者
「函館朝市は平日のきょうも観光客などで賑わっています。しかし名物の活イカの釣り堀は、イカの仕入れがないため、このようにカバーがかけられ休業しています」
お目当ての釣り堀が中止となり、観光客も肩を落とします。

札幌から
「イカ取れてると聞いてたので旅行計画した」「やっていなくて悲しい」

栃木から
「釣りたくて来た、本当に残念」

函館朝市駅二市場 元祖活イカ釣堀 小野寺透さん
「漁師さんが辞めちゃうんじゃないかなと、そっちの方が心配」

6月に解禁されたスルメイカ漁。
函館では、初日の漁獲がほぼなく初競りが中止される異例の事態に。

6月の漁獲量はわずか10トンにとどまりましたが、不漁から一転、9月には7年ぶりに200トンを超えました。


豊漁に転じた理由について専門家は、2017年から続いた「黒潮大蛇行」の終息でイカが北上しやすくなったことが要因だと推測します。

函館頭足類科学研究所 桜井泰憲所長
「春の段階で黒潮が解消されて資源が一気に増えてきた、資源がどうやったら守れるかということをこれから考えていく必要がある」
 
   
  
 
        
      





