北海道新幹線の札幌延伸は事業費が増える見通しとなり、工事には遅れも出ています。8日、国交省から現状を説明された鈴木ホ北海道知事の反応は…。
8日、北海道庁を訪れたのは国土交通省の上原淳(うえはら・あつし)鉄道局長らです。
北海道新幹線の札幌延伸にかかる事業費について、軟弱な地盤を通るトンネルの補強工事や、資材費の高騰などで総額が2兆3000億円以上となり、当初の額より4割近く増える新たな試算を報告しました。これに対し北海道知事は…。
鈴木直道 北海道知事
「大幅な増加見通しによって、地方の負担が増加するということになりますと、さらに厳しい状況になります。できうる限り、地方の負担を軽減していくこのことについて、私から強くみなさんにお願いしたい」
また、工事の進捗状況が3年から4年程度遅れていることから、当初の2030年度末までの札幌開業の実現に向けて、しっかり対応してほしいと伝えました。
しかし、国交省の上原淳鉄道局長は「工期を見通すには検討が必要で、現時点では困難。また示すべきでもない」と答えるにとどまりました。
12月8日(木)「今日ドキッ!」