18日朝、札幌市郊外の高齢者施設の近くでクマが目撃されました。先ほど、猟友会のハンターが発砲したということで、警察などが状況を確認しています。

18日午前8時過ぎ、札幌市手稲区手稲金山にある高齢者施設の関係者が、隣接する林の中にいるクマを目撃して、警察に通報しました。

クマが出没した現場周辺(18日 札幌市手稲区)


通報の時点ではクマは2頭ということでしたが、確認できたのは1頭で、大きさなどは不明です。

クマは現場付近に居座り、警戒が続いていましたが、午前11時15分すぎ猟友会のハンターが猟銃を1発、発砲しました。

その後、午後0時50分ごろにさらに2発を発砲し、クマ1頭が駆除されました。

この付近では、今月15日からクマの目撃のほか、フンや爪痕など痕跡の確認、鳴き声を聞いたなどの出没情報が相次いでいます。

札幌市提供 17日撮影されたクマ

周辺では15日からクマの足跡やふん、爪痕などが相次いで見つかっていて、17日午前0時から午前4時ごろにかけては、札幌市の自動カメラがその姿をとらえていました。

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