17日、札幌市手稲区の老人ホームの裏に約3時間にわたってクマが出没し、警察などが警戒を強めています。

森の奥でうごめく、黒い影。
17日午前7時半ごろ、札幌市手稲区手稲金山で撮影されたクマです。

クマが出没したのは特別養護老人ホームの裏で、職員が施設の中から目撃しました。
警察や老人ホームの職員によりますと、クマは約3時間にわたって周辺に居座り、午前10時40分ごろ、南側の山に立ち去ったということです。

周辺では15日からクマの足跡や糞、爪痕などが相次いで見つかっていて、17日の午前0時から午前4時ごろにかけては札幌市の自動カメラがその姿をとらえていました。
近くの小学校では、下校時間に保護者が子どもを車で迎えに来るなど周辺では警戒感が強まっています。
