100円ケーキの店に悲劇が襲う…商品を卸す老舗菓子会社の倒産
生きがいの場にもなった100円ケーキの店「リリー」。悲劇が襲ったのは19年前、2003年のことです。
2003年当時の記者のリポート
「西村食品工業が商品を納めていた先のひとつがこちら、聴覚障害者の人たちが働くケーキショップ、リリーです。きょうは商品がなくなり次第、店を閉めるということで予定より早くシャッターが下ろされました」
「北海道拓殖銀行」の破綻や「長崎屋」の倒産のあおりを受けて、リリーに採算度外視でケーキを卸し続けていた老舗菓子会社が、裁判所から破産宣告を受けたのです。
2003年当時の店の利用客
「今、見てびっくりした」「障害者の方たちの働く場が少なくなって気の毒」
100円ケーキのライバルの登場や、原料材料費のアップ。リリーは27年の歴史に幕をおろしました。