国の特別天然記念物、タンチョウの生息数などを調べる越冬分布調査が北海道内で一斉に行われました。

 調査は、タンチョウの越冬地や個体数などを把握するため、北海道が年に2回実施していて、東部の鶴居村では、地元の中学生が調査に参加しました。
 北海道によりますと、1952年の調査で33羽しか確認できなかったタンチョウは、保護活動によって、昨年度は過去最多の1525羽まで回復しています。

 調査に参加の中学生
「間近で見る機会とかあまりないし、ヒナとか成鳥の違いは、近くで見ないとよくわからないので、そこを見られてよかった」

 11月には、釧路市で保護されたタンチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されていて、給餌場では、消毒を徹底するなど、警戒を強めています。


12月2日(金)午前11時30分~「JNNニュース」