7月12日、北海道南部の福島町で、新聞配達員の52歳の男性がクマに襲われて死亡しました。

男性を襲ったクマは、6日後の18日未明に町内で駆除されましたが、この駆除をめぐり北海道と地元の役場には、暴言ともとれる「意見」が、メールや電話で殺到していたことがわかりました。

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意見は、男性が襲われた12日から24日までで約120件におよび、職員を誹謗中傷するような内容も含まれていました。道が公表した、意見の一部です。

■7月12日(土)メール
お前等が熊の駆除をしっかりしないからまた人が殺されたんじゃねーかーよ。
日本で一番危険害獣の熊との共生なんて出来ないだってのお前等どんだけバカなんだ?
絶滅させろって。種を残したいなら適当に檻の中で管理しろよ。
いい加減にしろって無能集団が!

■7月12日(土)メール
ヒグマ情報とかそんな意味のないことしないでさっさと熊をしなよ。
ちゃんと仕事して下さい。
ゾーニングとかそんなことは意味がないので徹底的に駆除しなよ。
とにかく駆除駆除駆除。

■7月12日(土)メール
ヒグマを絶滅させなさい。
批判があったって大丈夫。
全国の熊愛好家のご機嫌ばっか取ってんじゃないよ。
仕事しないなら退職しなさいよ!

■7月14日(月)電話 約5分
駆除を進めないから人身事故が起きた。
北海道からヒグマを根絶すべき。

■7月14日(月)電話 約5分
地元が福島町。安心して帰省できない。不安である。
ヒグマをすべて駆除し、全滅させてほしい。

■7月16日(水)電話 約1分
熊殺し。人間が駆除されるべき。
(一方的に意見を述べて電話が切られる)