■一山本関ヒストリー:公務員から角界への異例の道のり

Q.8歳の時、お母さんの勧めで相撲を始めたそうですが、本当のきっかけは何だったんですか?
A.母の勧めというよりは、ちょうど相撲大会の景品にお米とかがあって、母親に「お米取ってきなさい」って言われたのがきっかけです。多分、食費が大変だったんだと思います(笑)。

Q.そのお米はもらえたんですか?
A. はい、しっかりもらいました。

Q.高校時代を映像で振り返っていかがですか?
A.めちゃくちゃ細いですね。当時、どうしても100kgを超えられなかったので。強豪校で過ごした経験があったから今があると思っています。

Q.中央大学を卒業後、すぐにプロには進みませんでした。当時はどのような思いだったのでしょうか?
A(一山本関): プロに行こうと思ったことが一度もなくて。北海道に帰ってきて、相撲を教えたりしたいなと思って、プロの道には進みませんでした。

Q.福島町の役場職員として働いていたそうですが、そこから再び相撲への情熱が戻ってきたきっかけは?
A.子どもたちが頑張っている姿を見たら、まだ23歳と若かったので、もう一回何かに挑戦したいと思いました。国体で負けた悔しさも大きかったかもしれないです。

Q.公務員の職を辞めて角界入りすることに、ご両親は反対されたそうですね。
A(一山本関): 両親は心配していたと思います。僕のいないところで家族会議もしたと言っていました。母親が僕に車を買ってくれそうになって、車でつられそうになりました(笑)。

Q.その決意を後押ししてくれたのは?
A.兄が背中を押してくれました。