
新たなスキー場の姿を目指して、3月1日から23日まで、実証実験が行われています。
そのひとつが、さっぽろばんけいスキー場と藻岩山スキー場を結ぶシャトルバスです。
第1便に、いつもはばんけいで滑っている子どもたちが乗り込みました。
・小学生
「藻岩山スキー場に行くのが初めてです」
「楽しみです。いっぱい滑ります」
シャトルバスは道道を通って、およそ15分で藻岩山に到着。
料金は無料で、1時間に2往復運行します。
2つのスキー場の共通リフト券も販売し、あわせて28コースを一度に楽しめます。

いわばライバルともいえる藻岩山との連携に、ばんけいスキー場は…
・札幌ばんけい 井上浩勝社長
「タッグを組み、来た客に喜んでもらうのはすごくいいこと。2つの山を制覇しちゃおうという魅力がある」
また、この実証実験にあわせて、藻岩山の全コースでスノーボードの滑走が解禁されました。
早ければ来年度からシーズンを通して楽しめるようにしたい考えです。

スノーボーダーの反応は…
・スノーボーダー
「滑って見た景色も結構よくて雪質は春雪だけど、滑ってみたことないコースだったので楽しくて新鮮」

「スキーの皆さんがどう思っているか不安。なので安全に滑りたいなと」

スノーボーダーを受け入れれば、利用者の間口は一気に広がります。
・来年度からスキー場を運営する北海道スクエア 勝木征史社長
「特に若い世代に関しては半々か、もしくはスノーボードのほうがユーザー数は多い。もっともっと市民に楽しんでもらると考えて、スノーボード解禁を検討している」

このほかにも、ロッジの建て替えや、すべてのリフトの更新など施設もリニューアルしていく計画です。
さらに、冬以外にもスキー場で音楽やグルメなどのイベントを開きたいとしています。
・来年度からスキー場を運営する北海道スクエア 勝木征史社長
「(夏場の)グリーンシーズンを含めて、市民の方たちが気軽に行って、そして行ってみたら何かおもしろいことをいつもやっている、そんな場所に育てていきたい」