■女子高校生の父親の供述調書(抜粋)
5月31日、骨になって家に帰ってきました。娘が死んだことは受け入れられていません。
第一子が長男、第二子は女の子が欲しいと思っていました。
将来、自分の服を選んでほしいという期待。そして待望の長女を授かりました。
小学生の時には2人でゲームセンターやお祭り、父と一緒に行動してくれるのがうれしかった。
娘に服を選んでもらうという夢も叶えてくれました。
将来は、娘の夫と酒を飲んだり、孫を抱っこしたりする夢もありましたが、その夢は叶いません。

霊安室では包帯で巻かれ、見られるような姿ではありませんでした。
「怖かっただろ。痛かっただろ。寒かっただろ」
私だけは気丈にと思いましたが、涙が止まりませんでした。
こんな残虐な事は、人間のすることではありません。
娘と同じ目に遭わせたい気持ちですが、私にはできません。
犯人には、できるだけ厳重な処分を与えてください。

■次回、内田被告が出廷へ
当時19歳だった女の被告(20)の裁判員裁判。
争点は『量刑』となっていて、弁護側は「内田被告(22)を慕っていたのは事実だが、同時に恐怖心もあり、顔色を伺いながら過ごしていた」と主張し「犯行の大半は内田被告の指示で、罪を認めて深く後悔している上、まだ若く、更生できる」として情状酌量を求めています。

次回の裁判は3月3日に開かれ、内田梨瑚被告(22)が証人として出廷する予定です。
【この記事の画像を見る】
【関連記事】
・検察側の証人として出廷した内田梨瑚被告(22)「裁判を控えているので、ここでは話したくありません」と証言を拒否 当時19歳の女の被告の裁判【旭川女子高校生殺害】
・「すみません助けてください…」「やめろお前」女子高校生と当時19歳の被告らの事件直前のやりとり明らかに…【旭川女子高生殺害】
・【旭川女子高生殺害】内田梨瑚被告の“舎弟”20歳の女「リコさんの事を止めていれば…当時に戻りたい」弁護人に宛てた手紙で謝罪と後悔つづる