北海道は傾向として私立高校よりも公立の高校を選ぶ生徒が多く、少子化も加速する中で、私立高校にとって生徒募集は死活問題。
札幌新陽高校も生徒集めには苦戦していて、2015年~16年には経営が厳しい状況にまでなったといいます。
そんな中で、今回のTikTokBUをはじめ、Eスポーツ部や、道内に少ない女子硬式野球部も設立するなど、新しい取組みに挑戦しているのです。

そして昨年から始まったTikTokBUでの動画投稿には、すでに効果が表れているそう。
例年200人以下だったという、中学生向けの学校説明会。
ことし8月の学校説明会には、なんと4倍に増えたといいます。

そんな札幌新陽高校の活動は、TikTok運営側にも認められていて、動画制作のオンライン講習を受けたり、撮影の補助金がもらえたりする機会も得ているんだとか。
札幌新陽高校の赤司展子校長は「生徒も楽しみながら広報活動ができるという一つの前例となって、全国の他の学校も『あ、こういうやり方もあるのか』って思ってくれればすごくいいなって思っています」と話していました。
