◆稽古不足でも国体ベスト16…そして“決意”
メキメキ成長していった子どもたち。その姿を見て、一山本の闘争心に再び火が付きました。
2016年、いわて国体に出場し、ベスト16に入ったのです。
この時、一山本は再び夢を追う決意を固めました。
・一山本(2017年取材)
「あまり自分の稽古ができていない中で、ベスト16まで行けたっていうのは若干の自信になった」
その当時を振り返り、両親の思いは。
・母親の恵美子さん(1月27日)
「そんなに強いと思っていない、相撲に関しては、相撲がどれぐらい通用するか私にはまったく分からないので」
・父親の勇一さん(1月27日)
「言ったのは3年やって関取(十両以上)になれないなら、やめないとだめだよと」
◆大相撲史上「最高齢」23歳の新弟子
(2017年新弟子検査の様子)
「2番、二所ノ関部屋、山本大生」「はい!(身長)186㎝」
その後、2017年、23歳で大相撲の世界に飛び込みました。
歴史上もっとも年齢が高い新弟子が誕生したのです。
そして、初土俵から2年あまりで十両に昇進、父との約束を果たした上、2021年には入幕を果たしました。
両親は…
「フェイスタオル」
「新しいのが出ると買ったりしています」
入幕したことで発売されたグッズの収集に余念がありません。
ただ活躍を喜ぶ一方で…