北海道岩内町出身の幕内力士『一山本』がキニナル。一体どんな力士なのか?地元、岩内町で取材しました。
両国国技館で行われた、大相撲初場所。
岩内町出身の一山本(31・放駒部屋)は道内出身力士の最高位、そして番付順位自己最高(前頭六枚目)で迎えた千秋楽の大一番。
そんな一山本、異色の経歴を持つ力士だったんです。
◆元公務員の一山本
・母親の恵美子さん(2017年取材)
「これがお姉ちゃんで、お兄ちゃんで、大生(だいき)。生まれた時から大きかった」
小さい頃から体格に恵まれていた一山本。
小学2年生から相撲をはじめ、本格的に取り組むため、相撲の強豪・北斗市の大野農業高校へ進学。

大学時代には全国大会ベスト16と、確かな実力をもっていました。
しかし、その後に選んだ進路は…なんと公務員。

・福島町・鳴海清春町長(2017年取材)
「一番心配したのは、机がちゃんと1年間持つかということ。ハハハ」
実は、福島町役場の職員だったんです。
・町職員時代の一山本(2017年取材)
「(Q相撲を続けようとは?)そういう気持ちになれなかった。自信がなかった」
・子どもたちに相撲を指導する町職員時代の一山本
「せっかく差したんだから、なんで戻ってくるのこっちに」
一山本は教育委員会での仕事のかたわら、子ども達への指導に励みました。