■若者たちと作る平和な社会へ
10月には、パレスチナ自治区ガザにイスラエルが軍事侵攻して1年を迎えました。
即時停戦を求める集会の呼びかけ人は、遊歩さんの介助に入る安寿さんです。
安寿さんが介助を始めて1年半ほどが経ちます。
・介助チームの安寿さん(29)
「やってあげるというより一緒にやるんだけど、呼吸を合わせて一緒にやるみたいな。手を取り合う練習を介助を通してできたことで違う場面でもできるようになっている。それをみんなができたらすごい『平和』になるのになと思う」
・介助チームのチッチさん
「梅ニンニクと梅しょうが」
遊歩さんと、遊歩さんの生活を介助するチームの1人、チッチさん29歳です。2人は知り合って、10年ほどになります。
11月17日、札幌市北区である集会に、遊歩さんは2人の別の介助者とともにやってきました。
チッチさんがこの日スタッフをつとめたのは、「道警ヤジ排除問題」の最後の報告集会。
2019年の参院選で、当時の安倍総理にヤジを飛ばした市民2人を警察が排除しました。
・当時の映像「安倍やめろー!」
2024年8月、「排除は違法」とする判決が確定した原告の桃井希生さん29歳。
桃井さんもかつて、遊歩さんの介助に入っていた仲間の1人です。
・桃井希生さん(29)
「表現の自由の話しは、そこからいろんな問題につながっていく。私でいえば労働問題、ジェンダー問題を解決したいために表現の自由は必要」
・安積遊歩さん(68)
「とにかく大きな声を上げ続けることを小さなからだでも、やり続けようって思った。そういうことを伝え続けていく仲間ができたと思う」