修被告と浩子被告、廷内スケッチ

・(逮捕時は寝る場所がなかったと思いますが、それはいつ頃から?)10年ぐらいかけて、ここ数年で強まった。じわじわ強くなってった
・(小学校から事件まで、親以外への暴力は?)ありません
・(動物を殺したことは?)ありません

・(瑠奈被告の他人格の話は?)10年ぐらい前から「瑠奈」と呼びかけると「その子は死んだ。その名前で呼ばないで」
・気分が落ちている時だけだと思っていたが、一貫していた
・基本は「シンシア」と名乗る

・(甘やかしていたと言われているが?)ゾンビ妄想が出る前は、それなりにしつけをしていた
・言うべきことは言い、やるべきことはやってきたつもり
・(18~19歳でゾンビ妄想、出てからは言えなくなっていた?)はい
・自傷行為やオーバードーズくり返す
・本人を追い詰めないようにすることが望ましいと思っていた

・(瑠奈被告は1人で出かけられる?)今は無理、近くのコンビニにも行けません
・(瑠奈被告が1人で飲むことはある?)ありえない。そもそも1人で家から出られません

・(男性の殺害を尋ねなかったのは、なぜ?)殺すことは、想定していないこと。とんでもないことだと思って、言葉を失った
・(頭部損壊の撮影、なぜ止めなかった?)記憶が曖昧だが、止めてもやるだろうなと
・行動を咎めて、精神障害を悪化させたくない
・手早く穏便に、その場が過ぎればいいなと思っていた
・(撮影を頼まれた時点で損壊?)片目は無かった。断ることが怖いというよりは、精神状態が壊れていく方が怖い

 この他、精神科へ措置入院させることなどについて問われると「検討した時期もあったが、難しかった。そもそも要件を満たしていない。他害などないし、自傷も持続性がなかったので、切迫していない。本人が望まない入院は、現在の精神科のガイドラインに沿っていない」と述べ、精神科医としての表情を見せた修被告。

浩子被告の2回目の公判で、証言に立った修被告の廷内スケッチ

 1日の公判は、修被告の証言前、被害男性の家族の供述調書も読み上げあれ、妻は「3~4年前からススキノで女装して遊び、外泊もあったが、いい夫、いい父親だった。警察から『実は、頭がないんです…』と言われ、頭が真っ白になった」、無念の思いを話していたことなども公表されました。

 浩子被告の次回の公判は、8月30日の予定です。