東京都立川市で行われていた王将戦七番勝負第4局。8日、藤井聡太八冠が挑戦者の菅井竜也八段を下してタイトルを防衛し、前人未到の「タイトル戦20連覇」を達成しました。これは、故・大山康晴十五世名人が1963年から1966年にかけて達成した「タイトル戦19連覇」の記録を塗り替え、新記録となりました。
以下、対局後の記者会見の全文です。

意識してもなかなか目指せない。光栄なこと
Q.シリーズ4連勝で防衛、4局振り返っての感想は?
全て対抗形の将棋で中盤戦が長い将棋になって、判断が難しいところが多かったかなと感じています。これまでは、2日制で対抗形の将棋はなかったので、王将戦で考えてみると、これまでと違った感覚を得られるところもありました。
Q.今回の防衛でタイトル戦20連覇、史上最多記録となった感想は?
記録というのは、意識はしていなかったんですけど、逆に意識してもなかなか目指せるものでもないので、光栄なことかなと思っています。これまでのタイトル戦を振り返ると、やっぱり苦しいシリーズも少なからずあったので、その中でもこういう結果を残せたのは、幸運もあったかなと感じています。











