クライマックスは4年ぶりの全校合唱!生徒たちの感想は?

いよいよ始まった撮影。まずは、ミュージックビデオのベースになる校歌の合唱をクラスごとに撮影していきます。時には台車も使用して移動撮影など、自分たちで工夫しながら、映像のバリエーションを増やします。

(八木順一朗さん)
「自分の好きな場所ね。大イチョウとかもあるし、校舎もあるし、自分の好きな所。空とかでもいいからね」

普段授業で使っているタブレット端末を手に持ち、6年生の実行委員全員がカメラマンとしてそれぞれが「これだ!」と思う学校のお気に入りの風景を撮影していきます。

ミュージックビデオのクライマックス、全校児童で校歌を歌うシーンを撮影するため、体育館に集まった児童たち。全校生徒が集まり校歌を歌うのは、実に4年ぶり。多くの児童が初めての経験です。

(6年生の児童)
「体育館に全校で集まったのが、久しぶりで楽しかった」

「みんなを撮る機会ってなかなかないから、思い出に残ることですごくうれしかった」

撮影を終えた八木さんは…。

(八木順一朗さん)
「最高でしたね。子どもたちのパワーってすごいなと改めて感じましたね。きょう感じたこの感動みたいなものを、見る人にも感じてもらえる映像にしたい」

唯一無二のMVが完成!笑顔と楽しい瞬間が詰まった作品に

完成した校歌のミュージックビデオは、学校の創立150周年記念式典でいよいよ披露されます。

(八木順一朗さん)
「今回のミュージックビデオは、楽しさが本当に詰まった作品になっています。いいですか?じゃあミュージックビデオいきます。いってみよう!」

撮影した6年生の児童たちをはじめ、学校関係者や各クラスで児童たちが、完成したミュージックビデオを鑑賞します。児童が精いっぱい作ったビデオの再生が終わると、教室には温かい拍手が溢れます。

(6年生の児童)
「下有知小学校に来てビデオ作成に協力してくださりありがとうございました」

また、児童たちから八木さんに、制作時に撮影した写真を添えて、生徒からの感謝が綴られた手紙が渡されました。

(6年生の児童)
「撮影の時に、みんなのいろんな表情が見られて、やっている時も楽しくて、他の人も楽しそうにしているから余計に楽しくなった」

撮影に携わった6年生の児童たちも、完成度の高いミュージックビデオに笑顔を浮かべます。

(八木順一朗さん)
「子どもたちが撮ってきてくれた素材というか瞬間がどれも楽しそうなので、本当にいいものになったなという感じがします。(児童が)将来映像の道に進むのかは分からないですけど、ちょっとだけでも人生に影響が与えられたらいいなと思います」

校歌に合わせて流れる映像には、子どもたちの笑顔と、かけがえのない日常が切り取られていました。

CBCテレビ「チャント!」1月15日放送より