ノルマに“ヒーヒー”!?パーティー券収入に頼らないといけない議員も?

麻生派の議員・愛知4区選出の工藤彰三衆議院議員に聞いてみると、麻生派のパーティーは年1回開かれるということです。そこで約2500人から3000人を集客するそうですが、とにかくたくさんの人が集まると。

多くの人を集めるからノルマも厳しいということなんです。パーティー券のノルマは2万円の券を150枚配るそうです。

当選回数によってだんだん増えてくるということなんですが、地元の知人などに協力してもらっていると。しかし、この150枚配ることがとにかくヒーヒーだというお話でした。

そこまでして、この政治資金パーティーでお金を集める必要がなぜあるでしょうか。

愛知1区選出の熊田裕通衆議院議員に聞きました。
熊田衆議院議員は、派閥には所属していません。菅グループに所属しています。

派閥を大学の体育会系野球部に例えると、グループというのは、大学のサークルの野球部みたいなもので、党議拘束もないんです。

その菅グループについては、パーティーなどは開催しません。では、どういう収入があるかというと、年に数百万円の政党交付金などが中心になってきます。

支出は、事務所の家賃。そして公設秘書を除くスタッフの人件費になりますが、当然事務所の数が多ければ、スタッフの数も増えるので、熊田衆議院議員は、これだけでもカツカツらしいんですよね。

つまりパーティー券収入に頼らないといけない人も、出てくるということです。

もちろんパーティー券収入に関して言うと、ルールを守っていれば何も問題はないんでしょうけども、やはりルールを守らず記載しない人がいるから裏金の疑惑や何に使っているのかと疑われてしまうわけですよね。

後ろめたいことがないのであれば、やましいことがないのであれば、捜査の前の段階で説明責任をしっかりと果たしてほしいなと思いますね。

一連の問題を受けまして岸田総理は、松野官房長官をはじめ安倍派の閣僚4人を交代させるなどの人事を14日にも行う方向で調整しているということです。

CBCテレビ「チャント!」2023年12月12日放送より