もう一度賑わいを!「幻まつり」を復活

地元で生まれ育った美容師の平田さんは、この現状に胸を痛めていました。
(平田研二さん)
「自分が育ったということもあるし、柳ヶ瀬の方にお世話になったこともある。商店街なので(人が)いっぱいいた方が楽しい」
柳ケ瀬にもう一度賑わいをと考え、あるお祭りを復活させました。子どものころよく通った、お好み焼き店「マサムラ」。
(お好み焼き店マサムラ・正村周一店長)
「(昔は)いろんな人がこの街に来て楽しんでいた。10年ちょっと前に今はない柳ヶ瀬をもう一回再現してみたいということで、幻まつり。今風で言えば、カオスな街をもう一回求めてみたい」
幻となった、かつての賑わいを取り戻そうという「幻まつり」。72歳になる店長の正村さんが、祭りの発起人です。
その後、後継者がおらず祭りは中断されていましたが、外からこの街を盛り上げよう、という平田さんには大きな期待も。
(お好み焼き店マサムラ・正村周一店長)
「僕たちは柳ヶ瀬という変な小さな柳ヶ瀬村の中で(考えが)凝り固まっている。若い子たちに外部で入っていただいて、何か催事をやれば確実に反響と集客がある」