愛知の大企業に聞くと…トヨタや中部電力は「特別な対応はしていない」

例えばトヨタ自動車や中部電力、東邦ガス、JR東海、名鉄に聞いてみました。
すると、会社として特別な対応はしていないということなんですね。

ただ、個人が休みの申請をして休んだ人というのは、24日はそれなりにいますということ。

ユニークなのはこのJR東海でして、オフィス勤務と現場勤務で少し違うということです。オフィス勤務の方は、24日に比較的休みを取っている人が多い。だから4連休になる人が多いだろうということです。

一方で、運転手さんなどの現場勤務の方は、シフトがずいぶん前から決まっているので、そのシフトをずらせない人も結構いる。なので休めない人もいるということなんですよね。

(夏目キャスター)
先ほどのアンケートを見ますと、この休めないという事情の中では自営業という方もいらっしゃいますし、24日がそもそも業務上忙しい時期、給料日とか支払日なんだっていう方もいらっしゃる、それぞれ理由があります。

ただやっぱり小学校低学年だったりすると、共働きだと休めない中でお子さんをどうするのか。私は、祖父母に手伝いに来てもらってるんですけれども、そうなると、やっぱり学童とかトワイライトを利用せざるを得なくなりますよね。

(大石アンカーマン)
そうですね、学童保育を利用した方も多かったと思うんですけども、学童保育を取材してみました。

実は名古屋市内に約180か所の学童保育所があり、普段は午後からですが、全て朝から対応したと。24日の状況はどうなのか、千種区の学童保育所の担当者に聞きましたら「前もって休日が決まっていたからか、6割の子どもが休んでいる」ということなんです。

でもこれは、裏を返せば4割の保護者が仕事だったのかということなりますよね。

学童保育所は、基本的にはもう慢性的な人手不足で、人繰りは普段から大変なんです。そんな中で、朝から人をこうやって決めるっていうのは大変で仕方がなかったです、という話をしていました。

大企業は休めても中小企業はなかなか休めないという事情も見えてきましたよね。
そういう意味ではこの「学校ホリデー」というのは、労働界全体で考えていく必要があるかと思います。