藤井聡太八冠(21)の強さが際立つ今年の活躍ですが、将棋以外でも意外な才能を発揮し、将棋界を盛り上げているんです。

(街の人)
「スゴイ!」
「これも才能の一種」

街の人がざわつくキャラクター、そのネーミングは『パイナップル星からの使者』です。描いたのは、なんと藤井八冠です。


この絵が描かれているのは、日本将棋連盟が行っているクラウドファンディングで寄付金額に応じてもらえる返礼品のパーカーです。

東京と大阪の将棋会館が建物の老朽化などにより、来年それぞれ新たな将棋会館に移転します。そのため日本将棋連盟はおととしから、6期にわたりそれぞれ1億円、総額6億円の寄付を募るプロジェクトをスタートさせています。

中でも、10月1日からの第5期のクラウドファンディングは、開始わずか10日で目標金額の1億円に到達。現在、1億6千万円以上の寄付が集まっています。

新将棋会館クラウドファンディングチームの一人、高野秀行六段は。

(新将棋会館クラフドファンディングチーム 高野秀行六段)
「すごいです。こんなに反響があるのは初めてなので、正直びっくりしています」

羽生善治九段(53)が着た返礼品のパーカー。藤井八冠デザインの『パイナップル星からの使者』が胸にあしらわれています。

一方、バックプリントはこれまで「グッチ」などともコラボしたことがある、画家のヒグチユウコさんが手を加えたもの。なんともおしゃれなパーカーです。


羽生九段も藤井八冠が絵を描いた時の様子を投稿サイトで紹介。その時の笑顔をアップし「とても楽しそうだった」と伝えています。

さらに、羽生九段デザインの「じんちくむがい」というオリジナルキャラクターもヒグチユウコさんとコラボし、返礼品に。将棋ファン以外からもこれらの返礼品が「ほしい」という声が上がっていると言います。