
幼いころからの夢をかなえるため、高校卒業後はアメリカへと渡り、現在ネブラスカ大学のチームのエースとして活躍を見せている富永選手。
今年6月に帰国した際、CBCの単独インタビューに応じてくれました。
Q:どうですか、久しぶりに帰ってきた日本は?
「いつも通り新鮮な感じはあります」
Q:ネブラスカ大学で2年間プレーして、自分の立ち位置は今どこにいる?
「1年目はなかなか自分の思い通りにやれなかった部分もたくさんあったんですけど、2年目は自分のプレーができるようになってきて、自信もついたし自分のやりたいバスケットができている」

2021年にネブラスカ大学に編入した富永選手。しかし、ネブラスカ大学が所属しているのはアメリカでも5本の指に入るといわれる全米屈指の強豪リーグです。
1年目は思うように成績を残せず、1試合の平均は5.7得点。高校の全国大会で記録した得点(39.8 高3のウインターカップ1試合平均)には遠く及びませんでした。
(富永啓生選手)
「1年目は1試合のアテンプト(シュートの本数)1本2本というレベルだった。本当にシュートを外したら、この試合の(出番)は終わりという感覚だった」
1本シュートを外したら出番は終わり。当時の富永選手に足りなかったものは
チームからの信頼でした。
信頼を得るために必要だったのは得点力。自分よりはるかに体格で勝る選手たちを相手にどうすれば得点することができるのか。そこで富永選手はロングシュート以外の武器を磨き上げたのです。
(富永啓生選手)
「3Pだけじゃなくて中にカットインしたりすることでDFも守るのが難しくなるのかなと」
カットインとは、ボールを持っていない状態でゴールへ向かって鋭く切り込む動きのこと。富永選手はボールを持っていない時の動きで中に入るのかロングシュートかを迷わせて、より3Pシュートを打ちやすくしたのです。
(富永啓生選手)
「もともとシュートだけだったときは、とりあえずシュートだけ打たせるなという感じで守ってこられていたので、(DFからの)プレッシャーも強くなる。けどカットインができるようになってからは相手もそういうプレッシャーがかけられなくなる」

カットインを身に着けた富永選手は2年目のシーズンから得点を量産。平均得点は1年目の倍以上となる13.1得点にまで跳ね上がりました。
特に今年2月には5試合連続で20得点以上を記録するなど大きな成長を見せたのです!
(富永啓生選手)
「2月あたりくらいからは本当に自分の自信につながるいいパフォーマンスができたかなと思います」
「(W杯は)すごくレベルの高い大会になると思うのですごく楽しみですし、3Pシューターとしてチームを助けられるような選手になりたい」

フィンランドに勝って盛り上がりを見せるFIBAバスケワールドカップ。29日の夜に行われる強豪オーストラリア戦で稀代のシューターが活躍を見せるか?期待です!










