最近、小学校で「あだ名」を禁止し、「さん付け」を推奨している学校が増えているということです。その狙いはどこにあるのでしょうか。
「あだ名では呼ばない…」
名古屋市東区の東桜小学校では…
(4年生)
「じゃあ、ふうかさん」
「たかとくん、どうですか」
「あやなさん、付け足しどうですか」
授業中、担任の先生は児童たちを「さん付け」「くん付け」で呼んでいます。児童たちもそれに合わせているとのこと。
(4年生)
「ふうごさんとそうしさんに付け足しで…」
「はるなさんが言っていた矢印に付け足しで、記号が使ってあってわかりやすい」
休み時間は…
(4年生)
「あつし 校庭行こう!」
Q.あだ名で呼ぶ?
(4年生)
「ううん、呼ばない」
「下の名前で言うことが多い。そこに『くん付け』とか。『あだ名』よりも呼びやすい」
「変な言葉とか嫌な言葉とかは使わない」
「『あだ名』で呼ぶと誰かわからなくなったりするし、その子が嫌な気持ちになっちゃうかもしれないから普通に名前で呼ぶ」
この小学校では児童同士が「さん付け」で呼ぶことをルールでとして強制はしていませんが、場面に合わせた言葉遣いや呼び方をするよう指導していて、授業中では基本的に「さん付け」「くん付け」にすることを推奨してきました。
そして、何よりも誰かが嫌な気持ちになる呼び方はしないことが、児童たちの間では当たり前になっているということです。