三重県紀北町で、高級な炭として知られる紀州備長炭作りが最盛期を迎えています。

三重県紀北町で30年以上「紀州備長炭」を作っている、この加工場では年間20トンを生産していて、キャンプや鰻屋の繁忙期となる「土用の丑の日」など需要が増える、この時期が炭焼き作りの最盛期です。

備長炭は木の中でも硬いといわれる「ウバメガシ」を1000℃を超える高温で10日から2週間ほどかけて焼き上げます。

一つの炭窯から作られる炭は約400キロ。

窯から出す作業は気温が下がる夜に行われ、6時間ほどかけて真っ赤に燃えた炭を取り出した後、土と灰で混ぜたものをかけ3日ほど冷まします。

できあがった「紀州備長炭」は全国に向け出荷されます