名古屋と高山を結ぶ特急車両として親しまれ、多くの人に愛された「キハ85系」が、9日に34年の幕を閉じました。ラストランを見届けようと駅や沿線には多くの人が集まりました。
(鉄道ファン)
「桑名からきた。最後だから乗りたいと思って」
「すごいダイナミックな景色が楽しめた車両だったし、車両としての力強さを感じることもあって、楽しさが詰まった車両だった」

9日、岐阜県のJR高山駅にカメラを手に集まった多くの鉄道ファン!
ディーゼルエンジンで走る「キハ85系」のラストランを見届けます。


1989年2月に高山線の特急車両としてデビュー。「ワイドビュー」の愛称で長年親しまれた「特急ひだ」。この日が「キハ85系」の最後です。
旧国鉄から民営化後、JR東海が初めて開発したこの特急車両は、名古屋と和歌山の紀伊勝浦を結ぶ「特急南紀」としても活躍しました。


しかし、新型のハイブリッド車両「HC85系」の投入で、6月末で定期列車としての運行が終了。9日は「JR東海ツアーズ」がラストランイベントを開き、高山駅から名古屋駅間をノンストップで走ります。

特別列車は、午後2時高山駅を出発しました。
一方、私たちは岐阜県関市に住む鉄道ファンの男性を訪ねました。