トヨタ自動車は31日、顧客の車の位置情報など約26万人分の情報が漏洩していた可能性があると発表しました。

トヨタは5月12日にも、約215万人分の同様の情報が漏洩した可能性があると発表しています。


トヨタによりますと、漏洩の可能性があるのはグループ会社のトヨタコネクティッドが管理する顧客約26万人分の車載端末のIDや更新用の地図データなどで、データが外部からアクセスできる状態になっていたということです。

クラウド環境の設定が誤っていたことが原因で、外部からアクセスできる状態にあった期間は2015年の2月9日から2023年5月12日までのおよそ8年3ヶ月間です。

いまのところ、ネット上での第三者による二次利用などの被害は確認されていないということです。

今回の件を受け、トヨタはクラウド設定を監視するシステムを導入したということです。

トヨタは「従業員への教育を徹底することで再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。