名古屋の桜の名所として知られる鶴舞公園に新たな商業施設がオープンしました。開園から100年以上を経てリニューアルした新たな鶴舞公園の姿とは?
そして、なぜこのタイミングなのでしょうか?


27日、昭和区の鶴舞公園にオープンした商業施設「ツルマガーデン」。「ふらっと立ち寄れる公園」をコンセプトに、3つのエリアが新たに作られました。

まずは、公園の玄関口、JR鶴舞駅の改札に近い「正面南エリア」。
「園内に飲食店が欲しい」という声を受けて、カフェや惣菜店などあわせて11の店舗が並びます。

■「中村屋惣菜製作所」
この日、午前9時のオープン前から長い列が出来ていたのは、東海エリア初出店の京都・嵐山の惣菜店、中村屋惣菜製作所の鶴舞店です。
みなさんのお目当ては、京都の本店で1日3000個以上売れるという、揚げたてのビーフコロッケや、京都のパンの祭典で3年連続売り上げ1位を獲得したビーフカツサンド!


■「いちごぱん」
続いては、名古屋市中村区の人気ケーキ店「スイーツギャラリーアマンダ」が新たに展開するパン屋さん「いちごぱん」

商品の多くにイチゴが使われ、なかでも一押しは「いちご生クリームパン」。
イチゴのジャムとカスタードクリームがたっぷりつまっています。

■「Caramel Boutique 伽羅名楼」
キャラメルスイーツ専門店の看板メニューの「真珠プリン」。
イタリア産マスカルポーネチーズと、北海道産生クリームを使った球体のプリンに、こだわりのキャラメルソースをたっぷりからめていただきます。

■スポッコ
楽しめるのは、食べ物だけではありません!
子ども向けスポーツ教室の「スポッコ」では、年少から小学3年生までの子どもを対象とした運動のレッスンを実施。

1時間のレッスンで料金は3300円。当日の飛び込み参加もOKです。
屋内で行われるので、梅雨どきや夏の暑い日でも安心して体を動かせるとのこと。


一方、公園北側の「秋の池エリア」では、カフェやフードマルシェが並ぶほか、自然豊かな「熊沢山エリア」では、散策を楽しめるよう遊歩道にスロープも設置されました。

さかのぼること今から114年。
1909年に名古屋市が設置した最初の公園として開園した鶴舞公園。
花見の名所として親しまれてきた一方、これまで大規模なリニューアルなどは行われてきませんでした。
(来園者)
「授乳室とかもあって、赤ちゃんにも 優しい所ができてこれから楽しみ」
「見違えるようにおしゃれになったし、見たことない飲食店もあってすごくいい感じ」
「利用目的が増える感じでいい」
名古屋市は、施設の老朽化対策や時代のニーズに合わせるため、利用満足度をさらに上げたいとリニューアルを決断。市民の憩いの場として、今まで以上に親しまれるスポットとなることが期待されます。