愛知県瀬戸市出身、将棋の藤井聡太六冠は、22日の名人戦第4局で渡辺名人に勝利し、いよいよ史上最年少での名人獲得と七冠達成に王手をかけました。
次の対局場所、長野県のある村に注目が集まっています。

藤井聡太六冠が渡辺明名人に挑戦する名人戦七番勝負。

福岡県飯塚市で行われていた第4局は、22日午後4時45分、藤井六冠が渡辺名人を69手で下し、シリーズ3勝目をあげ、タイトル獲得まであと1勝としました。

(藤井六冠)
「第5局もすぐにあるので、あまりスコアのことは意識せずに、いい状態で臨めれば」

一方、4連覇を狙う渡辺名人は負ければ後がなくなりました。

(渡辺名人)
「きょうは早い時間に終わってしまい、すぐにダメにしてしまったので、もうちょっといい将棋を指さないといけない」

将棋界で最も歴史があるタイトル「名人」。次の第5局で藤井六冠が勝てば、谷川浩司 十七世名人が持つ21歳2か月の名人獲得最年少記録を40年ぶりに塗り替えます。

さらに、羽生善治九段以来2人目の七冠となり、こちらも最年少記録を更新します。

大一番の名人戦第5局は、5月31日と6月1日に長野県高山村で行われます。