今月18日から21日まで行われたG7広島サミット。そこにはウクライナのゼレンスキー大統領も訪れましたが、それを受けてこの地方でも動きがありました。

(「チャント!」大石邦彦アンカーマン 19日取材)
「どうやらこの道を各国首脳が通るようです。ドイツの国旗が見えました。ショルツ首相が乗っていましたね。そして、アメリカと日本の国旗が付いた車、バイデン大統領を乗せた専用車『ビースト』ですね」
世界の注目が集まったG7広島サミット。

20日、午後3時45分ごろ、広島空港にウクライナのゼレンスキー大統領が電撃訪問しました。
21日にはゼレンスキー大統領も参加した会合で、ウクライナに対し、軍事支援などを必要な限り提供していくことで一致しました。

そのゼレンスキー大統領に来日中、一度だけ変化が…
広島市内にある原爆資料館を視察した時のことです。

トレードマークともいえる「カーキ色」の上着が「黒色」に。
約40分視察した後、慰霊碑に花を手向けました。
2日間の日程を終えた大統領は、最後の記者会見で…

(ウクライナ・ゼレンスキー大統領)
「ロシアがウクライナに対して使っているのは、核兵器ではありませんが、広島の破壊された写真は、バフムトなどの街を思い起こさせます。数万人の家族が普通に生きていた場所には何も残っておらず、全ての建物が破壊されているのです」
大統領は、今の広島のように、平和な街に再建されることを夢見ていると語り、日本を後にしました。