すでに「使いこなしている人」が多数…教育現場には“危機感”も
このように「学習していない」事象については、まだまだ正確さに欠けることもあるChatGPTですが、街ではすでに「使いこなして」いる人も多くいます。
(30代・男性会社員)
「(Q:チャットGPTを使っていますか?)すごく使っています。データをまとめたり、アイデア出しをよくしている」
(40代・男性会社員)
「使ってますね。おもしろいですね。世の中が変わる感覚がある。恐ろしいなと思っている」
すでに使いこなしている人もいれば…。
(女子大学生)
「使っていないです。(Q:どういうものかは知っている?)あまり知らないです。(名前も)聞いたことがないです…、チャットGTPですか?GPT…、わからないです」

今、世界に急速に普及し注目を集めている対話型AIサービス「チャットGPT」。2022年11月に初めて公開されました。
(アメリカのベンチャー企業「OpenAI」が開発。質問したい内容を入力すると、AI技術によって人間のように自然な回答をしてくれる自動会話システムです。その話題はこんなところでも。
(岸田文雄 総理大臣)
「チャットGPTからの回答部分についても、より具体的に実態を反映した答弁をさせていただいたのではないか」

ことし3月、国会で「チャットGPT」を使って質疑が行われる場面が。憲政史上初の出来事です。

さらに、4月10日には「チャットGPT」を開発した「OpenAI」のサム・アルトマンCEOが来日し岸田総理と面会。日本語の対応能力向上や「チャットGPT」の欠点などについて話したということです。
一方、日本の教育現場からは普及することへの警戒感も…。

(名古屋大学 杉山直 総長)
「皆さんの中にはチャットGPTを使ってレポートを書いた人もいるのではないでしょうか。これは剽窃(ひょうせつ)・盗用の疑いもあり、大学の教育の危機とも言える状況となっている」