愛知の名門スイミングクラブでは方針転換!水着の形も様々

まず記者が訪ねたのは、愛知県岡崎市にある名門『岡崎竜城スイミングクラブ』。
子どもから大人までおよそ3000人が通っていると言う。
児童の水着を見ると、バラエティに富んでいた。いわゆる『制服』『ユニホーム』としての全体の統一感は全くなく、黒を基調とした色目は同じだが、フォルム=形が個々で違っていた。
ショートパンツにロング丈、上下が分かれたセパレートタイプも。
「男女とも水着の選択肢がひろがることが大事なことなんです」

スイミングスクラブの大森久美社長はこう話す。「男女関係なく水着も選択肢があると知ってもらって、この水着だと着るのが嫌っていうことがなく、1人でも多くのお子さんに水泳を学んでほしいと思って作りました」
「“男女兼用の水着”ってあるんです」「本当?」

実は、このクラブでは3年ほど前から性別にとらわれない『男女兼用水着』、いわゆる『ジェンダーレス水着』を考案し、販売しているというのだ。
ともにスイミングクラブの運営に携わる娘の玲弥さんはこう話す。「ボックスタイプでもロングボックスタイプ単体でも着用してもいいし、上にトップスをつけてもいいし…というように、子どもたちが好きな形を選べるようにしています」
このジャンダーレス水着の導入を強く提案したのは玲弥さんだった。いったいなぜ?