ウクライナから避難してきた1人の女性が名古屋の有名な洋菓子店のスタッフに。受け入れを決めたオーナーシェフの思いとは。


色とりどりのケーキが並ぶ名古屋市千種区の洋菓子店「シェ・シバタ」。5月7日から1人のウクライナ人女性が働き始めました。


(シェ・シバタ 柴田武シェフ)
「真面目にコツコツと仕事をしてもらって、ありがたいし、1日目だが(働いてくれて)よかったと思う」


女性はことし3月、ウクライナ西部から約2週間かけて娘が住む名古屋市に避難してきました。「娘に迷惑をかけたくない」という思いから仕事を探していたところ、「シェ・シバタ」で働く別のウクライナ人女性に店を紹介してもらったといいます。


しかし、働く上で立ちはだかるのは言葉の壁。日本語が話せないため、翻訳機を使ってコミュニケーションを図ります。スムーズにコミュニケーションが取れない中で、懸命に仕事に取り組みます。


(シェ・シバタ 柴田武シェフ)
「僕も言葉をしゃべれないまま海外で仕事をしてきた。色んな国で言葉の面ですごく寂しい思いをしたこともあった」


これまでフランスやスペイン、中国など15か国以上で仕事をしてきた柴田さん。故郷から遠く離れた日本で、困っている女性を助けたいという思いから雇うことを決めました。


(シェ・シバタ 柴田武シェフ)
「民族の壁なく、一つのお菓子を通して仕事をしていく。日本で“やりがい”がある、楽しいと思ってもらえる、そんなお菓子屋さんであればいいな」