■税金を使った対策もいたちごっこに…
(名古屋港管理組合 港湾管理事務所 硴野哲治所長)
「タイヤを滑らせないこと。滑らせる範囲を狭めること。ドリフトを楽しめないような道路作りをしています」

ドリフト族は横断歩道の上もドリフト走行することがあります。そこで、2月末には、横断歩道の真ん中にポールを新たに設置。そのほか、路面に「小さな溝」を作ったり、「道路びょう」と呼ばれる引っかかりを増やしたりと、タイヤが滑りにくくしました。


しかし、こうした対策を繰り返しても、「いたちごっこ」になっているのが現状です。
(名古屋港管理組合 港湾管理事務所 硴野哲治所長)
「ここをせっかく対策しても、彼らはよく知っているので、違う場所に移る。そうするとまた、私たちも税金を使いながら対策をしないといけない」
貴重な「税金」を使って対策してもなかなか減らないドリフト走行。集まるギャラリーや、無関係の車を巻き込んで大きな事故につながるおそれもあります。
(名古屋港管理組合 港湾管理事務所 硴野哲治所長)
「車がいっぱい走っているので、ここではドリフトはやめてほしいです。特に事故のリスクもある。物流を閉ざさないためにも、ぜひ禁止をお願いしたい」