(看板制作会社の社長)
「向こう側から火が出て、屋根沿いに伝わってきた」
焼失した9棟のうち塗装業者の倉庫の一角は、業者とは別の人物がクラシックカーの駐車場にしていて、捜査関係者によりますと、クラシックカーの整備中に何らかの原因でガソリンに引火したとみられています。
(塗装業者)
「クラシックカーの前にガソリンがおいてあって、(持ち主が)布切れでエンジンを拭いたりしていた」
赤外線カメラには火の粉が舞う様子も
こちらは、名古屋市の消防隊員が上空から赤外線カメラで撮影した映像です。「火の粉」が風にのり、遠くまで運ばれています。
(名古屋市消防局予防課 小林真樹人主査)
「映像を見ると、一つの場所で発生した火災が延焼して、大きな火災に至ってしまうこともあり得る」
この日、火事が起きる直前に名古屋市内で観測された最小湿度は24%とこの冬で最も低く、空気がカラカラに「乾燥」していました。
実際過去10年間、名古屋市内で起きた火災の発生件数を、月平均で見ると、今の時期が最も「多く」なっています。
(名古屋市消防局予防課 小林真樹人主査)
「冬のこの時期になると乾燥していることや、ストーブなどの暖房機器の使用が増えるので、火の取り扱いに注意していただきたい」
名古屋市消防局は、これらの映像を、YouTubeで公開。火の取り扱いに注意するよう、改めて呼びかけています。