止まらない物価高。いろいろなものやサービスの値動きを把握する「消費者物価指数」

12月は前の年より4パーセントアップと、実に41年ぶりの上昇率でした。物価が家計を圧迫しています。

名古屋市昭和区にあるスーパー、八百鮮川原通店。20日、買い物客にこのところの物価高騰について聞くと…

(買い物客)
「どんどん高くなっている」
「高いなと思いつつ、欲しいものは買わないといけない」
「(物価は)上がりましたよね、かなり。(家計が苦しいので)給料が上がってほしい」

20日総務省が発表した、去年12月の野菜や魚などの生鮮食品を除く全国の消費者物価指数は、前の年と比べて4%上昇。4%台はオイルショックの影響が残る1981年の12月以来、実に41年ぶりの歴史的な伸び幅です。


このスーパーの店長は…

(八百鮮川原通店 柳原宗光店長)
「全体的な値上げの波がすごいので、数が多すぎて『これもそういえば、前よりあがっている』など、そんな感じの毎日」

値上がりした中でも、特に印象的だと話すのは…

(八百鮮川原通店 柳原宗光店長)
油。2年前と比べると倍近く上がっている


料理に欠かせない食用油。総務省によりますと去年12月は前の年と比べておよそ33%上昇。また、肉類は家畜の飼料代の高騰などの影響でおよそ7%上昇。特に国産の豚肉はおよそ9%上がっています。さらに、「価格の優等生」も…

(八百鮮川原通店 柳原宗光店長)
(卵は)去年の1月に比べると、約1.5倍。200円超えることはまずなかった。飼料代の高騰は相当大きい。あと、鳥インフルエンザが重なって」


卵や乳製品、牛乳はおよそ9%から10%の上昇率です。

(八百鮮川原通店 柳原宗光店長)
「魚や野菜の国産のものは輸入より影響を受けにくい。いける時は全然安くいける。生鮮の部分で勝負していきたい」

戦いは続きます。