紆余曲折を経てたどり着いた投球フォーム

3月20日。ロッテ戦は3回2失点。「みんな『柳で大丈夫か』と思ったでしょうけど、僕は勝負になると思いました。おそらく世界で僕だけです」と笑った。「開幕前日にマツダスタジアムのマウンドから10球ほど投げましたが、その日も『よし、勝負になる』と思いました」と手応えを掴んでいた。

開幕の広島戦は6回1失点。4月3日のヤクルト戦では4年ぶりの完封勝利。「あと、僕はざっくり投げて結果が出るタイプではないことがよく分りました。オープン戦は自分中心で、真っ直ぐを多めとか、やりたいことを優先しますが、公式戦は相手重視で、データを頭に入れて、反応を見て、組み立てながら、投げる。僕はその方が良い」と自己分析した。

プレートを踏む位置は1塁側から3塁側へ数十センチ。左足の上げ方は言われなければ、気付かないレベル。

このわずかな修正が開幕後の結果に繋がった。紆余曲折の末に辿り着いた2026年型フォームで、柳は今後も相手の反応を見ながら、頭をフル回転して投げる。

【CBCテレビ アナウンサー 若狭敬一】