「悔しさはあります」

そして背水の8年目。そんな肩書がつくようになった今年。沖縄読谷二軍キャンプで汗を流す彼のもとに一報が届く。それは侍ジャパンサポートメンバー選出。あくまでも正メンバーではなくサポートメンバー。置かれた立場に根尾投手は本音を口にした。
根尾投手「悔しさが一番ありましたけど、アピールの場ですし、少しでも吸収して(チームのもとへ)帰っていきたいです」
悔しさ、それは本メンバーに同級生が選ばれていること。かつて世代のトップランナーとして牽引していた根尾投手が突き付けられた現在の立ち位置。悔しいという言葉以外にも多くの感情が彼の頭の中には入り混じっていたことだろう。侍ジャパンの強化試合において、根尾投手を取材したのはサンドラスタッフのみ。取材する側から見ても、胸が締め付けられるような厳しい現実。それはあまりに切なく感じたものだった。それでも根尾投手を追い続けた。目の前にあるチャンスをひとつひとつ掴み取っていくだけ。根尾投手はあらためて“覚悟”を胸に秘め、新しいシーズンに向け、身体を苛め抜いた。










