神奈川と千葉を東京湾フェリーで結ぶ“海上国道”

「国道16号」を語る上で欠かせないのが、神奈川県と千葉県を繋ぐ“海上国道”を有すること。神奈川県横須賀市から千葉県富津市まで東京湾フェリーが運行しており、この海路が事実上の国道と定められています。

当初、海上区間に指定されたのは、最短で結ぶ神奈川県の走水から千葉県の富津のラインでした。しかし、起伏の激しい地形や軍事拠点が存在したことから、大規模な港を整備する余地がなく、計画は見直されることに。

そこで、神奈川県の久里浜港から千葉県の金谷港を結ぶ約11.5kmの航路を事実上の国道16号と指定。海を渡る区間は“海上国道”と呼ばれ、「他に、新潟県の国道350号など海上国道はいくつかある」と道マニアは言います。

東京湾を横断する有料道路「アクアライン」より40年も早く開設された東京湾フェリーは、流通ルートとして重宝されたほか、観光の起爆剤にもなり、海上国道は街の発展に一役買いました。